財団について

ごあいさつ

当財団は、2012年4月1日、公益認定を受け「公益財団法人 明治安田こころの健康財団」となりました。

1965年の設立当初より、子どもの健全な育成を通した社会貢献という理念から、民間の相談機関の先駆けであった自閉症や知的障害の子どもたちの療育相談、子どもの抱える心理的な問題の相談、教育や福祉、医療に関わる専門家の育成のための研修、子どもの精神保健や福祉の分野への研究助成等の事業を立ち上げ活動してまいりました。

公益財団法人として、公益目的を達成するために5つの事業(研究助成事業・研修事業・子ども療育相談センター・すこやか育成相談室・出版啓発事業)を推進していきます。また、新しい時代や社会からの要請に応じた活動や、関係機関や関係団体などと目的を共有した協働による活動の充実にも努めてまいりますので、皆様の温かいご理解とご支援をお願い申し上げます。

公益財団法人 明治安田こころの健康財団
理事長 津坂 睦彦

設立

  • 1965年3月 「財団法人 安田生命社会事業団」を設立
  • 2004年4月 「財団法人 明治安田こころの健康財団」と名称変更
  • 2012年4月 「公益財団法人 明治安田こころの健康財団」へ移行

設立趣旨

第二次世界大戦後の日本の社会は、医学・薬学の進歩、公衆衛生の発達、保健思想の普及等によって、1960年代の死亡率は著しく低下し、平均寿命は欧米諸国の域に迫るまでになりました。しかし、社会的・経済的諸事情の複雑化は、精神的健康に数多くの問題をもたらすこととなりました。

当財団は国民の精神的健康の増進に寄与し、社会の福祉に貢献することを願い、広く児童青少年を中心とした精神衛生に関する啓発を目的として設立されました。

5つの事業

研究助成事業

財団設立の年に開始された研究助成は、現在、「乳幼児から学童・思春期の子どもの問題」「家族・家庭の問題」および「高齢者の問題」に関する精神保健・福祉の諸領域を対象として、毎年、大学、研究所、相談機関、保育、医療機関等を中心に募集を行っています。また、助成成果については、助成1年後に「成果報告会」を実施するとともに、「研究助成論文集」を刊行し広く社会に成果を還元しています。

研修事業

財団設立の年に「第1回精神衛生専門講座」を開催し、その後改称しながら心理臨床、精神医学、発達障害、児童・思春期、学校教育、保育、高齢者等のテーマを取り上げてきました。受講者は精神保健分野で活躍する専門家ならびに同分野を目指す大学院生などで、東京を中心に全国の主要都市でも講座を開催しています。また、「夜間講座」も開催しており、年間あわせて約40講座、これまでの受講者総数は17万人を超えています。

子ども療育相談センター

自閉症・発達障害の療育専門機関として、幼児期から子どもの成長やライフステージに応じた継続的な療育相談を行なっています。また、公的機関や関連団体からの要請を受け、保育・教育・福祉現場での直接的な指導・助言、および関連する団体や機関への講師派遣等の機能拡充のほか、「センター公開講座」を開催し、全国からの受講者に対し新しい情報提供を行なっています。

すこやか育成相談室

子どもが成長していく過程でさまざまな心理的な問題が生じた時、心の変化や成長をサポートするため、臨床心理士による心理相談を行っています。必要に応じて他の専門機関との連携活動を行い、子どもと家族が多方面からより適切な援助を受けられることを目指します。また、保育園・幼稚園・学校をはじめとする子どもの育成に関わる機関への支援として、研修会・講演会などへの講師派遣を行っています。

出版・啓発事業

公共団体や関連機関等と、共通した目的意識をもったコラボレーションを実現させています。自閉症児の教育や指導方法についての新たな提案を発信した書籍の発行や、研究助成論文集の刊行、就労に関わる新たな支援ツールとしての書籍の編集を行っています。また、「コミュニケーション支援ボード」の啓発普及活動は、全国の交番やパトカーへの「警察版」の配置、東京消防庁の救急車への「救急用」の配置など、幅広く地域のなかに広がっています。