自閉症課題百選

自閉症課題百選

当財団では、「個別教育計画の理念と実践」(1995)、「個別教育・援助プラン」(2000)の発行を通し、一貫して教育計画や指導方法が難しいとされてきた自閉症児の教育・指導方法について、新たな提案を発信してきました。これらは全国の30,000名の読者に届けられました。

本書の企画は、「先の2冊の発行後の状況から、能力の改善を中心としたプログラムだけでは対応しきれない自閉症の対人関係の困難性について、新しい提案を行なう必要がある」という問題意識をもってスタートしました。

本書の提案が、関係者の皆様の実践によって吟味され、よりよい「課題百選」にしていけたらと希望しています。

編集
東京IEP研究会
発行
財団法人 明治安田こころの健康財団
発行日
2009年5月28日
ページ数
A4版/102ページ(カラー印刷)

販売終了

目次

第1章 自閉症の障害特性と課題百選

  1. 社会性の障害といわれる自閉症の障害特徴
  2. 能力の停滞がおきることと自閉症の障害特徴について
  3. 障害特徴に基づく対応とは
  4. 障害の“三つ組”の特徴を考慮した課題設定
  5. 認知能力の発揮に向けた工夫と適切な生活課題でのやりとり

第2章 “三つ組”に対応した課題設定

  1. “三つ組”の改善に向けた課題
    1. 1)社会的相互交渉の機会を保障する 〔課題例1~7〕
    2. 2)コミュニケーションの機会を保障する 〔課題例8~21〕
    3. 3)イマジネーション共有の機会を保障する 〔課題例22~28〕
  2. 事例
  3. “三つ組”の改善に向けた課題に使用できる身近な教材の例

第3章 認知特徴を考慮した具体的な試み

  1. 適切な刺激と行動(反応)を結びつけるための工夫
  2. 細かい弁別からマッチング(見本合わせ)に向けたステップ 〔ステップ1~8〕
  3. 適切な刺激に注目させるための工夫

第4章 生活課題におけるやりとり(指導)の工夫

  1. 生活課題の分析とやりとりの現状(アセスメント)
    1. 1)生活の中の活動とやりとり
    2. 2)生活課題の分析
  2. つまづき(不完全なステップ)に対するやりとり(指導)の工夫
    1. 1)服の着脱(服の前後)
    2. 2)服の着脱(ボタン)
    3. 3)食事(おはし)
    4. 4)手を洗う
    5. 5)体を洗う
    6. 6)歯磨き
    7. 7)靴をはく
    8. 8)靴のひもを結ぶ
    9. 9)排泄(排尿)
    10. 10)排泄(ペーパーをたたむ)

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明治安田こころの健康財団とはもっと詳しく

1965年の設立当初より、自閉症や知的障害の子どもたちの療育相談、子どもの抱える心理的な問題の相談、教育や福祉、医療に関わる専門家の育成、子どもの精神保健や福祉の分野への研究助成等の事業を行っています。