子ども療育相談センター
子ども療育相談センターについて
子ども療育相談センターは、児童精神科医の故佐々木正美先生を顧問に迎え1976年に開設されました。当時はまだ自閉症の子どもたちに対する社会の理解や対応に混乱や誤解も多く、専門的な相談や療育はほとんど用意されていませんでした。そのような社会状況の中、お子さんと1対1で向き合い、発達を促進するために必要な治療教育の実践が始まりました。
現在では、自閉スペクトラム症などの発達障害という言葉は広く知られるようになりましたが、これらの特性を持つお子さんたちへどのように対応したらよいのか、保育や教育の現場での模索は続いています。
長くこの分野に取り組んできた当センターの役割として、自閉スペクトラム症のあるお子さんが持っている可能性を最大限発揮できるよう特性に合った治療教育を実践すること、そしてその実践から得た知見をより多くの支援者に向けて発信していくことの両方が求められると考えています。
将来、社会の中で長所を発揮し、まわりの人と支え合って生きていってほしい、その願いを実現するためにお子さん一人ひとりに合わせた実践と周囲の方々の理解と支援が深まるよう、これからも日々努力を重ねて参ります。
糸掛け曼荼羅
ペーパークラフト
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療育・相談について
自閉スペクトラム症や発達に支援を必要としているお子さんと保護者の方を対象に、相談、療育を行なっています。ことばが増えない、かんしゃくが多いなど、気になる行動はどのような背景から生じているのでしょうか。
当センターでは、できるだけ客観的な視点で行動を観察し、助言を行ないます。また、問題とされる行動への対応だけではなく、一人ひとりの強みや好みを見つけ、伸ばしていくことも療育の重要な役割です。必要に応じて発達検査、心理検査を実施して結果を保護者の方と共有し、特性や発達段階に合った環境調整や関わり方について一緒に理解を深めています。お子さんと他者との良好な関係が増えるよう努めるとともに、“着席する”“相手に注意を向ける”“話を聞く”などの社会的行動の習得を目的とした療育を行ないます。
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わかたけ通信
「わかたけ通信」は当センターがお子さんの発達を支援する方々に向けて発信している情報誌です。「わかたけ」は1979年に来所者向けに創刊された文集の名です。青々とした若竹が風雪に耐え立派に成長するように、子ども達の成長を願い名付けられました。2001年に発展的に終刊となりましたが、その思いは「わかたけ通信」に引き継がれました。子ども達の発達を支援している方々に少しでも貢献出来るよう情報を発信してまいります。
令和7年(2025年)
- 2025年4月1日
- わかたけ通信 令和7年 4月号
- 2025年1月24日
- わかたけ通信 令和7年 1月号
令和6年(2024年)
- 2024年10月16日
- わかたけ通信 令和6年 10月号
- 2024年7月2日
- わかたけ通信 令和6年 7月号
- 2024年4月4日
- わかたけ通信 令和6年 4月号
令和5年(2023年)
- 2023年12月5日
- わかたけ通信 令和5年 12月号
- 2023年9月19日
- わかたけ通信 令和5年 9月号
- 2023年6月8日
- わかたけ通信 令和5年 6月号
- 2023年2月22日
- わかたけ通信 令和5年 冬号
令和4年(2022年)
- 2022年11月15日
- わかたけ通信 令和4年 秋号
- 2022年8月23日
- わかたけ通信 令和4年 夏号
- 2022年4月1日
- わかたけ通信 令和4年 春号
- 2022年1月19日
- わかたけ通信 令和4年 冬号
令和3年(2021年)
- 2021年11月12日
- わかたけ通信 令和3年 秋号
- 2021年8月4日
- わかたけ通信 令和3年 夏号
- 2021年4月13日
- わかたけ通信 令和3年 春号
令和2年(2020年)
- 2020年12月25日
- わかたけ通信 令和2年2号
- 2020年7月1日
- わかたけ通信 令和2年1号
明治安田こころの健康財団とはもっと詳しく

1965年の設立当初より、発達に支援を必要としているお子さんへの療育・相談、子どもの抱える心理的な問題の相談、教育や福祉、医療に関わる専門家の育成、子どもの精神保健や福祉の分野への研究助成等の事業を行っています。